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2017/10/23(Mon)
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2011/07/23(Sat)



『ゆうはすの唄』は7月31日18:00から開催します。

今年も夕暮れ時の国宝臼杵石仏の里からおおくりする音楽の時間

出演は世界を旅する大分出身のオカリナ奏者、宮村将広と 福岡出身の気鋭のピアニスト、田中陽子の競演です。


そして昨年に引き続き舞台装飾を手がけてくれるのは臼杵出身の現代アーティスト平川渚

彼女は昨年、仏の里と蓮の花に、物語『蜘蛛の糸』のイメージを重ね合わせたインスタレーションを舞台上に作り上げた。

彼女の過去のブログ→ http://blog.goo.ne.jp/naginet/e/3a5f41643b97e927dd5738141a1bd2d2


今年は昨年のイメージを踏襲しつつも新たな舞台コンセプトとして世阿弥の『羽衣』を引用することとなった。




◆羽衣伝説のあらすじ
白龍(はくりょう)という漁師は、釣りに出た折に、松の枝に掛かった美しい衣を見つけます。家宝にするため持ち帰ろうとしたが、天女が現れて声をかけ、その羽衣を返して欲しいと頼みます。白龍は、はじめ聞き入れず返そうとしませんでしたが、天女の舞を見せてもらう代わりに、衣を返すことにします。

羽衣を着た天女は、月宮の様子を表す舞いなどを見せ、さらには春の三保の松原を賛美しながら舞い続け、やがて彼方の富士山へ舞い上がり、霞にまぎれて消えていきました。



◆戯曲現代語訳部分

(シテ:天女 ワキ:漁夫の白龍)  

ワキ 天人の舞というものを聞いたことがあるのだが、ここでそれを舞ってくれれば返しましょう。

シテ  あぁ嬉しい、天上に帰ることができそうだわ。この喜びを音楽に乗せて、下界への置き土産として月の都を華やげる舞曲をここで奏しましょう。そして世の中の憂鬱さに嘆く人々を癒すために伝えます。けれど衣がないと舞えませんので、まず返して下さい。

ワキ いや、この衣を返したら、舞わずにそのまま飛んで逃げ帰ってしまうつもりでしょう。

シテ なんということを!疑い合うのは人間だけ。天界に嘘など存在しません。

ワキ あぁ、私は何と恥ずかしいことを言ってしまったのかと反省し、羽衣を返してあげたところ

シテ 天女は羽衣を着ると霓裳羽衣の曲を演奏し始め

ワキ  天の羽衣は風に靡き

シテ 雨に濡れる花の様にしっとりと美しい袖を翻し

ワキ 一曲を奏でて

シテ  舞うのです




蓮畑中央に天女の羽衣に見立てたオブジェクトを配置し、この羽衣のある空間と 花と 奏でる音楽で天界の舞台を石仏の里に出現させようというのが今回の試みです。

なお この舞台にまでいたる回廊には、『ゆうはすの唄』ではすっかりお馴染みになった別府の書家 葛城沙弥 による書のインスタレーションでみなさまを異界へと導く道のりを演出します。



お楽しみに。


キッズガーデンブログ→http://www.kidsgardenproject.com/KidsGardenProject/noteboard/entori/2011/7/9_2011.07.08_yu_yi..html


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